各々の問題意識

最近、帰国子女の友達複数人が同じ文章を投稿していた。出回っているようだ。

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要するに「全ての人が同じ問題意識を持っているわけではない。しかし、何かしらの問題意識を持っているだけで偉い。同じ事柄を問題視してくれないからといって、批判するのは御門違い。感謝し、教えてあげよう。」こんな趣旨だ。

これを読んで、納得し、反省する部分も多かった。自分の正義を他人に強要するなということだよね。

ただ、自分の中で譲れないもの・許せないものはそれぞれあるはず。それを認めてくださらない人なら絶交よとまで怒ることなんてあるでしょう。そこの線引きが難しい。

例えば、最近母親と喧嘩した。「選挙に行って欲しい」と一言申し上げたのがきっかけである。選挙は行くべきだと思う。少なくとも家族には行ってほしい。でも、母親はこの一言で傷ついたようだし、不穏な空気になり、私も悲しくなった。

そして母の言い返しは「他人に指摘するほど、全てできているの?」という趣旨だった。政治のことを全て理解し、政党の公約をわかりきって強い意志を持って投票しているのか、ということだろう。とても日本人らしい考えだと思った。自分が完璧にできていなければ、何も言う権利はない。

私はでもやっぱり、そんなことはないと思いたい。最初の英文みたいに、それぞれいびつな思考を持った人間な訳で、完璧になることなど有り得ない。身勝手でもダブルスタンダードでも、言いたいこと言えばいいじゃないの?そしてそれが自分自身に返ってくるとして、それによって自己成長もできるんじゃないのか?つまりあれですね。問題提起をしてもいいが、怒ることはやめましょうという結論です。