観察の義務

 

椎名林檎さんがNHKの番組で、「愛は知性にしか宿らない」と言っていた。

最近悲しいニュースが多く、この世がいかに深刻に黒ずんでいるかを目の当たりにしていた。例えば、虐待されてきた子供が大人になって起こした事件。そういった話を聞くと、では自分は子供を持つべきなのか、持つならどう振る舞えばいいのか、なんてことを考え込んでしまう。

簡単に言えば、やっぱり人はみんなこの世界の一部で、世の中に対する責任がある。当たり前だけど、「そうであるべきなのだ」という感情がこれまでになく湧き出てくる。知らないといけないことだらけだと思う。それを辞めてはいけないと思う。

社会で人は生きている。だから一人の人間は必ず他に影響を及ぼす存在なのだ。ひきもりの人でさえ、ひきこもることを選択したこと自体、生み出す影響がある。だから、自分がどうあるべきか自問自答していかないといけないと、一人の人間として沸々と感じている。

たくさんの感情を感じるから、余計に泣いたり余計に怒ったりする。でも、そのことが自分の誇りだ。正しいと信じたことを積み重ねていきたい。